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Le Couple mieux

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2021.08.22 

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すれ違いの誘因・解釈の違い

思い当たることはありませんか?

夫に
◇脱いだものは洗濯機にいれてね。
◇食器洗っておいてね。
と依頼した時
夫が、
⒈「分かったよ」
と言われたので任せていたら・・・
◇いつまでたっても・・・

夫の「分かったよ」は
◇妻の言っていることは理解した
という意味です。
妻の依頼を「すぐに行動に移す」ということではありません。

妻の解釈
妻の想いを理解していて
今すぐにやるよ
ということ

⒉「やっておくよ」
気の向いた時にすること

妻の解釈は
妻の想いを理解していて
今すぐに行動すること

言葉は、伝える側の想いと受け取る側の想い
が必ずしも一致するとは限りません。

特に気持ちが表れているようで、色々な意味に解釈
出来る言葉は、解釈が異なることが少なくありません。

⒊「俺は、大丈夫だから。」
◇夫は、自分一人で今の状態に対応できるから
心配しなくても大丈夫。ありがとう。

妻の解釈は、心配して声かけたのに・・
人の気持ちはどうでもいいの!
私なんかでは頼りにならないのね。

⒋別に‥何でもないから。
夫は、一人で解決できないことは、何もない。
これ以上触れられたくない。

妻の解釈は、何で話してくれないのだろう?
何があるに決まっているのに・・・
愛情無いのかしらは?



⒌たいしたことではない。
夫は、大げさにしないで欲しい。
自分で考えて、解決して立ち直るから
そっとしといて欲しい。

妻の解釈は、重要な問題なのに
私の助けは必要ないの?
何を考えているのかしら!

3・4・5夫は、「一人になる時間が欲しい」
というサインのような言葉です。

妻は、自分の存在が否定されたかのような
想いになります。
心配事・悩みがある時に妻は、
人・夫に話すことにより、心を整理して
問題を解決しようとするからです。

夫は、一人になり心を整理してから
問題を、基本的には一人で解決したいのです。

夫との違いを理解していない妻は、
「分かったと言ったのに‥どうして行動しないの?」
不安になりしつこいくらいに、質問をして
自分なりの解釈で問題点の指摘・解決策を
伝えようとしてしまいます。
お互いの想いが届かずに、すれ違いになります。



妻は、自分の想いをストレートに言葉に
しない傾向がありますが、夫は、妻の言葉をそのまま
ストレートに解釈する傾向にあります。

⒈妻「どこか行きましょうよ。最近2人で出かけ
てないわよね」
夫「嘘いうなよ。先週出かけたじゃない!」

妻は、2人でゆっくり楽しい時間を過ごして
リラックスしたい。

夫の解釈は、まだ足りないの?
一人の時間も欲しいのに・・

⒉妻「家が片付かなくて嫌になっちゃう」
夫「家が片付かないないのは、俺のせいだというの!」

妻は、たまには手伝って欲しいのに
何もしてくれない。

夫の解釈は、片付けても片付けてもいつもあなたが
散らかして、自分では何もしない。
本当に嫌になる。

妻は、精神的に疲れていたり、迷いが生じたりすると
夫に対して助けを求める意味のあることを
言葉にしていきます。
その言葉が、直接的な表現ではなく、
夫には、伝わりにくく、理解もしにくい
ことも多々あります。

言葉には、その人の想いが込められています。
言葉は、いろいろな解釈ができます。
想いは、相手に届いて始めて生きてきます。
お互いの思考・捉え方の違いを配慮して、言葉にすること
により、パートナーに想いが届くようになります。

夫が一人になりたいと感じた時は見守り
妻が話したいと感じた時は聞き
自分に想いを言葉にするタイミングも大切に
出来ることも重要です。

どちらか一方の環境・価値観を押し付けていては
とても夫婦生活は続きません。

結婚することにより、自分一人では、
興味がなかったこと、考えなかったこと、
縁をもつことがなかった人等

様々なことで人生に豊かさが加わることにもなります。

パートナーの想いを受け止めて
時には言い方を工夫したり
相手のモチベーションを高めたり
自分が心を開いて初めてパートナーを
深く理解できるのです。

パートナーをありのまま受け止めて
理解・尊重できるようになると
人生で大切にしたいこと・譲れないことにも
自然に変化が現れてきます。

現実を受け止めて、対応していけること
「~あるべき」「~でなくてはならない」
という想い・価値観から離れることにより
自分自身も楽になれて、パートナーの想いも
受け入れられ、理解・尊重していけるようになれます。

2人にとって居心地よい環境を創造していけることが
夫婦において何よりも大切なことです。
折に触れて、ゆっくり過ごせる2人の時間をもち対話して
お互いが、
◇「何を大切にしていきたいのか?」
◇「何を望んでいるのか?」
◇「2人でいて楽しいことは何か?」
◇「2人で穏やかな暮らしができることは何か?」
を共有して歩み寄れることにより
「~であるべき」「~でなくてはならない」という
想いは無理なく減らしていけることになります。

2人で歩み寄りながら、答えを出していけることが
パートナーを継続していくうえでとても重要です。

夫婦のコミュニケーション・夫婦の距離感・離婚危機等
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青山夫婦問題カウンセラー鈴宮さゆり