2018.11.27 ブログ 68歳の妻の決断「今だから離婚できるんです。」 「妻が離婚したいというのですが?」 71歳のご主人からのご相談でした。 話をお聞きしていくと 「ご主人が、今2人で住んでいる自宅を 売却して現金にかえて家族からの縛りを 無くし自由に暮らしたい。 別居婚を望まれ最後は看取ってほしい」 と奥様に告げられたそうです。 「何故奥様が離婚を口にされたと思われますか?] とお尋ねしました。 ご主人の答えは「分かりません」 と即答されました。 夫から「妻の想いを聞いて欲しい」との依頼もあり 妻からもお話しを伺いました。 夫には、これまでギャンブル、浮気、暴言、 典型的な亭主関白など苦労させられてきたそうです。 「主人の機嫌を損ねないようにばかり気を遣い 自分の意見を言ったり、反対したことなど 一度もありません。 私たちの年代はどんな時もご主人を立てるように 教育されてきました。 68歳にして初めての自分の意見です。 最後の最後まで自分のことしか考えていない 夫に・・・「離婚したい」と 心底思いました。 前を向いて、力強くおっしいました。 今までの思いが一気に溢れ大きな糸が 切れてしまったようで妻の 決意・覚悟に迷いはありませんでした。 夫は、「今まで散々我慢させられてきて 縛られてきても家族の為に頑張ってきたのに」 と言われました。 妻は、夫が定年退職するまで家族の為に働いてくれた ことは、感謝していると言われてました。 夫に「奥様に感謝の言葉、感謝の態度を 示されたことはありますか?」 とお尋ねをしてみました。 「そんなこと言葉にしなくても妻は わかっているはずです。 妻は、この質問に夫がどのように お答えになったのかズバリお答えになりました。 妻は、前を見据えられて 「だから離婚したいのです。」 とおっしゃいました。 夫婦生活46年の重みのある言葉です。 夫に妻の思いをお伝えしました。 夫は、妻の思いを聞かれてお 「そうですか、妻は私の気持ちを理解してくれていると 思っていたのに・・・我慢していたのは、お互い様で お互いの為にも良いと思って提案したのに 色あった時でなく‥何で今?」 と声を絞りだされていました。 「人様からすれば、今さらその歳でなんで離婚を?」 とお考えになられると思いますが 「私は今だから離婚できるのです」と おっしゃいました。 2人は、弁護士を通して話し合いをされて 家を売却して財産分与されて離婚されました。 夫は「何も分からないまま離婚されるより 妻の考えを聞けたことが救いです。 お世話になり、ありがとうございました。」 と話されていました。 妻は「人生最後の時間を自分らしく生きていけます。 ありがとうございました。」 と笑顔で言われました。 46年の結婚生活、一日一日の積み重ねです。 お互いの想いに寄り添いながら 日々の生活を大切に過ごしていきましょう。 「ご相談者様の望まれている幸せ」 に歩めるようにサポートさせて頂きます。 離婚危機・離婚回避・修復等 何でもご相談ください。 夫婦問題の解決のヒントになる記事を掲載してあります。 アメブロこちらからご覧くだい。 青山夫婦問題カウンセラー鈴宮さゆり 戻る 次へ ブログ一覧へ戻る カテゴリー ブログ 新着情報 お知らせ 過去のデータ イベント コラム 新着記事 2024.11.23 妻が離婚を考える理由 2024.11.20 無関心は夫婦関係の赤信号・『夫婦から他人へ』 2024.11.17 子連れ再婚・「義理パパブルー」