2024.09.15 ブログ シングルファーザーの実態と悩み ひとり親は、 ◇自分が倒れるわけにはいかない ◇コロナに感染するわけにはいかない コロナ禍にかぎらず、シングルファーザーは 社会的孤独に陥りやすいのが問題です。 男性は、女性よりも他人に自分のプライベートな悩みを 打ち明けることが苦手なため、悩みをかかえやすいんです。 加えて社会的なプレッシャーもうけやすいです。 職場でも自分の立場を打ち明けにくい状況に陥ってしまいます。 コロナの影響による収入減等が多いのが現実です。 収入が減ると応えたシングルファーザーは54%にまでのぼります。 「コロナで会社の業績が悪くなり、 ひとり親を理由に規定の業務ができないと解雇された」 ◇「保育園が休みで、玩具や絵本、食事などの支出は増えたが、 収入が減って大変」 シングルファーザーのご相談も増えています。 離婚に伴いシングルファーザーも増えています。 シングルファザーは、ひとり親になった理由の約2割死別、約はち8割離婚です。 ◇男性がシングルファザーになった理由 ⒈子供が父親との生活を望んだこと。 ◇父親の方が子育てをしており、子供との関係性がよいこと。 ◇父親の方が子育てのための健康状態・環境が整っていること。 妻の子供に対してのDV・暴言が酷い時は 父親に親権が認められことが多いです。。 ◇母親が浮気・育児不安等を理由に、育児を 継続していくことが困難であること。 ⒉裁判で「父親といるほうが子供の成長には良い」 と判断されたこと。 妻の浮気が原因で離婚でも、裁判所が ◇「子供は母親といたほうがいい」と 判断すればば、親権は母親になります。 「離婚理由」と「子供が一緒にいるべき親」は 別問題と捉えられることが多いです。 妻の浮気が原因で離婚になり、親権を争う裁判になっても、 母親に親権が認められるケースがほとんどで、 シングルファザーが誕生するケースは稀です。 ◇妻の子供に対してのDV・暴言が酷い時は 父親に親権が認められます。 ⒊妻の育児放棄したこと。 ◇妻の浮気により子育てをおろそかにして、 母親として生活をしていないこと。 ⒋妻との死別 「ひとり親世帯になったときの末子(末っ子)の年齢」でも、男女差があります。 平均年齢は、シングルマザーでは「⒋.⒋歳」、シングルファーザーでは「⒍.⒌歳」です。 シングルマザーの末子は「0~⒉歳」が一番多く、 5歳までの「未就学児童」が半分を超えています。 シングルマザーの2人に1人は、子供が小学校に上がる前に「ひとり親世帯」になっています。 シングルファーザーは末子の年齢が高く、未就学児童だけでは半分に届きません。 小学生まで含めると7割を超えており、子供が中学校に上がる前に 「ひとり親世帯」になっていることが分かります。 「ひとり親世帯になったときの年齢」の平均年齢は、女性が「33.8歳」、 男性が「39.3歳」でした。 年代別の人数で見ても、男女とも「30代」が一番多くなっています。 女性の方が、やや年齢が低く、「20歳未満」や「20代」の割合が高くなっています。 男性は全体的に年齢が高く、「50代」が10%、「60代」も1%います。 女性・離婚79.5% 、死別8% 男性・離婚 75.6% 、死別19,0% 就業状況 女性・81.8% 、男性 ・85.4% 就業者のうち 正規の職員・従業員 女性・44.2% 男性・ 68.2% うち 自営業 女性・3.調査4% 男性・ 18.2% うち パート・アルバイト等 女性・43.8% 男性・ 6.4% 平均年間収入 [母又は父自身の収入] 女性・243万円 男性・ 420万円 平均年間就労収入 [母又は父自身の就労収入] 女性・200万円 男性・ 398万円 平均年間収入 [同居親族を含む世帯全員の収入] 女性・348万円 男性・ 573万円 平成28年厚生労働省ひとり親世帯より ◇悩み 1家事・子供の食事準備など、仕事と家事の両立が大変 ◇子供がいる場合、残業・主張等それまで通りに仕事を 維持していくことが困難になり収入も減収します。 生活費と養育費を全て一人で賄う人が多いため、経済的に余裕がない シングルファザーになると、金銭的な悩みを抱える男性は多いです。 定時帰宅すると収入が減るという悪循環が起こり、 日々余裕がないという状況になるケースは少なくないのです。 仕事と家事・育児の両立が困難になります。 慣れない裁縫・お弁当作り等もこなさなければならなくなります。 ⒉社会の理解を得にくいです。 男性が親権を取ってシングルファザーになると、 周囲から好奇の目で見られることは珍しくありません。 離婚は、大分受け入れられてきていますが ◇「何でお子さんは、奥さんの暮らさないの?」 ◇「父親が一人で子供の面倒見られるの?」 3:仕事の形態を変えざるを得ない ◇子供を優先して、拘束時間の短い職場に転職した ◇家から近い職場へ転職をした ◇残業、出張を減らしてもらった ◇重要ポスト、昇進、転勤諦めざるを得なくなった ◇家庭を最優先にできる部署へ異動した ◇収入が減少した 4:シングルファーザーのネットワークが充実していないです。 ◇相談相手が少ないです。 残業や出張、休日出勤などを最低限に抑えたとしても、 学童保育やファミリーサポートといったサービスを 利用することが多くなります。 親子で過ごす時間が少なくなりやすいため、 子供に対して罪悪感を感じやすくなります。 罪悪感を抱きながら、仕事・子育て等に追われて、相談もしにくく 孤独を感じていることが多いです。 5:支援制度を利用し難いこと 支援制度や支援サービスを見つけること自体が難しい 利用したいサービスを見つけても、制限があって受けられない そもそも支援を利用しづらい状況だった 今後利用したい具体的な支援として 子どもの将来を支える 学費支援や医療費補助を希望されている方が多い ◇児童扶養手当は2010年8月から支給されています。 ◇遺族基礎年金は2014年4月から支給されています。 シングルファザーは、離婚するこにより、働き方の見直しを必要とされたり 慣れない家事をすることが、必要になったり問題は少なくありません。 問題を相談できるコミュニティも少なく、ママ友の輪にも入りにくく 相談相手も少ないこともあり孤立しがちになります。 精神的に追い込まれていてもSOSを出せないで我慢しがちです。 一人で頑張らないでください。 積極的に相談できる人・協力してもらえる人・場を見出していきましょう。 シングルファザー・シングルマザー・子連れ再婚等何でもご相談くだい。 夫婦問題の実例が掲載してあります。 記事はこちらから 青山夫婦問題カウンセラー鈴宮さゆり 戻る 次へ ブログ一覧へ戻る カテゴリー ブログ 新着情報 お知らせ 過去のデータ イベント コラム 新着記事 2024.11.20 無関心は夫婦関係の赤信号・『夫婦から他人へ』 2024.11.17 子連れ再婚・「義理パパブルー」 2024.11.14 ブラック家庭とは・・・