2023.11.13 ブログ 妻のDVの誘因 カウンセリングの夫の相談で多いのが 妻のDVです。 まだまだ男性がDVを受け得ることについて 認知されておらず、周囲に相談もしにくく、 理解をえることも容易ではありません。 ◇夫自信がDV被害を受けていることを認識していない。 ◇妻からDVを受けていることを、一人で抱えている。 ◇妻に暴力を振るわれて、助けを求めたりすると、 「偏見を持たれる」「弱い人」と思われる 等の想いを抱かれている方が少なくありません。 内閣府が定めるところによると 「DVの種類(男女共通)」には以下のような状況があります。 ◇身体的暴力:平手打ちをする。何回も殴り続ける。足で蹴る。 物をなげつける。刃物などを突きつける等 ◇心理的暴力: 大声で怒鳴る。無視する。人前で馬鹿にする 。命令口調でも物を言う。人付き合いを制限する等 ◇経済的圧迫: 生活費やお小遣いを渡さない。 ◇性的強要 :性生活などの強要。避妊に協力しない。 「自分が優位な事柄(暴力や経済力、人間関係パを武器に パートナーを自分の思うように支配しようとする」 気持ちがDVに成り得るので、 必ずしも暴力のありなしではありません。 あなたは、思い当たることは、ありませんか? 36歳の夫の相談です。 妻は34歳共働きで子供は2歳一人です。 妻は完璧主義者で仕事も子育ても 手を抜かないそうです。 結婚して8年で妻は30歳目前で 子供が欲しいという気持ちが増し 子供を授かれました。 その為妻は自分の仕事のキャリア・子育て 両方とも思うようにならずにイライラする ことが多くなっていたそうです。 笑顔もなくなり ◇食器の洗い方が気に入らない ◇ご飯の食べ方が気に入らない 日々の生活の中でいちいちダメ出しパートうになりました。 正座させられて何回も繰り返しお説教を されるようになり黙っていると ◇何とか言いなさいよ。イライラする。 などと罵倒されます。 それでも返答しないと胸倉をつかまれたり、 平手打ちされたり表情も鬼のようになり なかなかおさまらないそうです。 あまりの凄さにその場を逃げ出し 外に非難したこともあるそうです。 ◇妻と同じ空間にいるのが耐えがたい ◇家に帰るのが怖く…帰ろうとすると気持ち悪くなる 妻と離婚をしたいが… 妻からのDVをどのように証明しれば・・・ 妻からのDVで離婚できますか? というご相談です。 DVというと夫から妻へのイメージも強く 男としてのプライドもあり ◇自分さえ我慢すれば家庭がうまくいくなら という夫の想いもあります。 ◎DVをする妻の特徴 ◇高学歴で完璧主義者 ◇相談できる女友達が少ない。 ◇実家の家族との関係を今一つです。 ◇外では表面的な付き合いが多い。 ◇精神的に不安定 ◇自分の本音を吐き出せない内弁慶 ◎妻からDVを受けやすい夫の特徴 ◇穏やかで優しい人 ◇真面目で責任感が強い ◇妻に暴言などを言われて言い返さない。 妻のDVの誘因 ⒈妻の抱えるストレス 妻の抱える過度なストレスが原因になっている ことが少なくありません。 家事・育児も仕事もすべて妻が抱え込んでいて、 飽和状態になっている時 ➡夫が妻に対し、家事育児のサポートを申し出ることにより、 少しずつ改善できることがあります。 ⒉夫が反応しない 妻が夫に何を言ってもあまりまともに聞いてくれない、 妻が暴れても夫が我慢して反応しないことが、 むしろ妻を追い詰めてしまうこともあります。 ➡夫が妻に対し、意思表示することが重要です。 殴られたとき、我慢するだけではなく ◇やめて欲しい 夫の想いを伝えることも重要です。 「自分は傷付いている」ということをきちんと伝えること 夫 の素直な想いを伝えることが重要です。 「自分は自分の想い・やり方」があり、妻とは別人で 同じではないことを伝えます。 子供への悪影響があることも伝えます。 ⒊妻の病気が原因 このような場合には、妻も苦しんでいる 可能性があります。 自分で自分の言動をコントロール出来ない こともあり得ます。 ◇何とか離婚せずに修復できないものか? ◇妻のDVを軽減しようと妻の要望になるべくこたえたり されたそうですが妻のDVはおさまらず悪化するばかりで 育児も最近放棄することもましているそうです。 妻は、食欲不信・睡眠障害も出ているようで 心身共にバランスを崩されているようです。 夫に妻を医療の専門家に診断して頂くこと を妻自身の為にも提案させて頂きました。 夫は、「そうですね・・」 と言われました。 2人で離婚の話し合いをするのではなく 第三者に入ってもらい話し合いをする ことも大切です。 DVの場合は、相談者の安全も考えることが 必要になります。 別居して妻と距離を置いてみることを 提案させて頂きました。 夫は ◇妻がこのようになってしまい 自分が妻を守れななかった とポツリと口にされました。 ◇あなたのせいではなく妻自身の問題が 大きいのですよ。」とお伝えしました。 夫は「はい。」とだけ答えられました。 一つ一つ向き合っていきます。 2人で歩み寄りながら、答えを出していけることが 夫婦関係を継続していくうえでとても重要です。 今後もカウンセリングをさせて頂きながら ご相談者様の求めている幸せ寄り添えるように サポートさせて頂きます。 夫婦のコミュニケーション・夫婦の距離感・離婚危機等 何でもご相談ください。 カウンセリングを活用してみませんか? お待ちしています。 夫婦問題の解決のヒントになる記事を掲載しています。 記事はこちらから 青山夫婦問題カウンセラー鈴宮さゆり 戻る 次へ ブログ一覧へ戻る カテゴリー ブログ 新着情報 お知らせ 過去のデータ イベント コラム 新着記事 2024.11.20 無関心は夫婦関係の赤信号・『夫婦から他人へ』 2024.11.17 子連れ再婚・「義理パパブルー」 2024.11.14 ブラック家庭とは・・・