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Le Couple mieux

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2022.01.10 

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産後クライシスって何?

「産後クライシス」をご存知でしょうか?

産後急激に夫婦仲が悪くなることです。
出産後の夫婦に多く起こる現象とされており、
夫婦仲の改善対策がなされていないと、「離婚」とに至る可能性もあります。
産前産後の妻たちは、ホルモンバランスの乱れや体の疲れから感情が高ぶりやすかったり
頭が回らないことあります。
妊娠中に大量に分泌されていた女性ホルモン「エストロゲン」と「プロゲステロン」が産後は急減します。
その一方で分泌量が増えるホルモンが「オキシトシン」。
子どもを守るために分泌されるホルモンで、
育児に非協力的な人間に対して攻撃性を高める作用があると言われています。
多くの夫たちは妻の感情に寄り添いながら会話することが得意ではありません。

平成23年度に厚生労働省が日本の母子家庭を対象に行った調査によると、
全体(死別を除く)の約3割が子どもが0〜2歳の時「産後2年以内」に離婚を決意しています。











産後の妻の変化
産後クライシスに陥っている夫婦の症状としては、次のようなものがあげられます。
◇些細なことで配偶者にイライラする
◇パートナーに対して愛情を感じなくなってしまった
◇感情のコントロールができず攻撃的になる
◇パートナーからの愛情を感じられず冷たくされていると感じる
◇「ワンオペ」状態で家事・育児に非協力的で不満がある
◇パートナーが子どもにしか目を向けず自分を放置していることへ不満がある
◇産前は夫が大好きだったのに産後嫌いになってしまった
◇小さなことが気になる
◇自分の思い通りにならないと不機嫌になることがある。
◇イライラして夫・子供にあたってしまうことがある。
◇ついきつい発言をしてしまうことがある。
◇夫婦生活・触られるのことが嫌になる。
◇寂しい・辛い・苦しいと言ったうつ症状がある
◇産後性格が変化してくる。等です。

精神的なダメージを受けやすい状態に「産後の妻」はあります。
夫は、産後の妻の変化に戸惑うことも多いようです。
「自分の妻が今何を望んでいるのか」に寄り添い
 妻の意思を尊重した言動が大切です。
「そのうち落ち着くだろう」
「自分が我慢していれば」
「話し合ったら喧嘩になるので関わらない」
「俺の母親なら…」「母親なのだから・・・」等は関係を悪くします。
別々の人生を歩んできた二人です。
「夫婦だから、家族だから」、全てを理解し合えていると思わずに、
お互いの素直な気持ちをその都度話し合うことが重要です。
妻は、「助けて欲しい時は助けて欲しい」
「辛い時は辛い」と言葉にして夫に伝えられる
関係でいられることが大切です。










<対策>
育児は、初めてのことも多く、不安が募ります。
不安な時、傍らにいてくれてサポートしてくれるパートナーが
存在してくれることは、何よりも心強いことです。
◇「共に育児や家事を行なっている」と実感できることは大きいです。

⒈言葉にしてサポートして欲しいことを具体的に伝えること
イライラの原因も素直の言葉で伝えらることが大切です。
「察して」は通じない!言葉で伝える
「夜泣きでほとんど寝蒸れないのできつい」
「何で泣いているのかわからない」
夫に知って欲しい心身の状態を具体的に
きちんと言葉で伝えることです。
どうして分かてくれないの?
「察して欲しい」
という気持ちは呑み込んで、言葉にすることが重要です。

⒉パートナーの育児、家事に完璧を求めないこと
2人いれば、2つのやり方があります。
パートナの家事育児は「6割できれば合格」と考える
妻は、細かい部分まであれこれ口を出してしまうと、
せっかく芽生えた夫のやる気、自信を無くしてしまいます。
夫も育児、家事に不安があり、試行錯誤しています。
パートナーのやり方で任せて見守ることが大切です。
他家族のパートナーと比較することは
避けなければなりません。
夫は、「妻をサポートしたい」と思っていても
仕事の都合などで思い通りにいかず、ストレスを
ためていることも多あります。
そこに妻のイライラが加われば、関係が悪化してしまいがちです。

⒊お互いに感謝の言葉を忘れないこと。
夫は、妻をサポートしたいと思いつつ、
やり方が合っているのかわからず、自信が持てないことも多いです。
妻は、日々の育児、家事に奮闘しています。
当たり前はありません。
◇「ありがとう」
◇「助かるわ」
◇「嬉しい」

⒋お互いに1人の時間をもつこと。
◇子供が寝た後にゆっくりお風呂に入る
◇好きな音楽を聴く
◇好きなものを一人でゆっくり食べる
◇友人に会って話をする
子育ては、お互いに協力し合い歩んでいくことです。
夫が、産後の妻の変化があることを理解して
受け止めていけることが必要です。
夫が受け止めてくれることで信頼関係
絆が深まり、乗り越えていけます。
寄り添って歩んでいきましょう。

2人で歩み寄りながら、答えを出していけることが
パートナーを継続していくうえでとても重要です。

カウンセリングをさせて頂きながら
ご相談者様の求めている幸せ寄り添えるように
サポートさせて頂きます。

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青山夫婦問題カウンセラー鈴宮さゆり