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Le Couple mieux

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2021.10.27 

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違いを受け入れて尊重する

結婚をしたくない誘因の一つに
◇価値観の違う自分以外の人と生活をしたくない
という想いがあります。

「価値観の違い」自体に問題があるのではなく
ご自分と違うパートナーの価値観を否定してしまうこと
が問題になるのです。
ご自分の信じてきた習慣・癖・価値観を否定されると
戸惑い不安になります。
ご自分の体験により、優先度を決めていたことを
否定されることになるからです。

夫婦関係のおいて
「~べき」「~なくてはならない」という想いが
強すぎると、自分の想い・価値観をパートナーに押し付けて
しまう傾向が強くなります。
パートナーの想い・価値観を押し付けられた時
「価値観の違い」という表現になります。

32歳夫の相談です。
結婚2年目で妻31歳と2人です。

妻は一日に数回メールをしてくるそうです。
「今日の夕食どうしようか・」
「何時に帰れそう?」
返事を返さないと何回も携帯をしてくるそうです。
夫の会社は、会議も多く仕事中に携帯を確認できないこと
も多く妻にも何回も伝えているそうです。

妻も共働きで仕事をされています。
仕事の空き時間にメールをしてくるそうです。
なので「その気になればメールぐらいできる」
と言われるそうです。

仕事中にメールは確認できたとしても
「今日の何時に帰れそう?」と
言われても何時に帰れるか?分からないことも多く
時間を気にしながら仕事をすると
集中できなくて嫌なのだそうです。



夫は、一つのことに集中している時は
そのことのみに集中していることが多いです。
仕事の時は、仕事です。

妻は、仕事をしていてもふっとした瞬間に
家庭・夕食のことを同時に考えられます。

妻が、休日のお昼に
「お昼何にしようか?」等と言っても
夫が、好きなTVを見ていたりすると
聞こえなく返事をしないことがあります。
夫は、TVに集中していて、本当に聞こえていないのです。

妻が、「聞こえているの?」と言うと
夫が、「うるさくて肝心なところが聞こえなかったでしょ」等
と言われることとおなじです。

勿論夫・妻共に家庭を大切に想っている
気持ちは同じです。
気持ちは同じでも思考は異なります。



夫は、1点集中型で、その時の集中力はもの凄いものがあります。
妻は、同時に2つ、3つのことに集中できます。
妻は、食事を作りながら、アイロンをかけたり
TVをみたりしても、それぞれに対する集中力は維持できます。

この違いを理解して尊重することが大切です。

2人で最低のルールを作っておくことを
提案させて頂きました。

夫は、お子さんが2歳でまだ小さいので
お子さんの食事の時間、お風呂に入れたり、
寝かせる時間等妻の家事・育児の時間も考慮して
◇夜19時までに食べない時はメールすること
◇メールが出来なかったとしても21時には、片付けること
等です。

妻は、夫が仕事に集中していることを配慮・尊重して
◇メールの返信がなかったとしても
緊急の場合以外は、携帯をしないこと
等です。
お互いにパートナーの状況を理解・尊重して
歩み寄りながらルールを作っていけることが大切です。

価値観とは、
「自分の人生で大切にしていきたいこと」
言い換えると
「自分の人生で譲れないこと」です。

人には、必ず大切にしていること
優先順位があります。

どちらが正しいということではありません。
大切にしたいこと・崩れないこと
が違うだけなのです。

2人いれば、2つの価値観があります。
何よりも大切なことは
相手の価値観を「批判しないこと」です。

今までと違い環境・人の中で
独身時代と全く同じ環境
を維持できることは
困難なことです。

人生で大切にしたいこと・譲れないことは
環境・人により変化していけることです。

現実を受け止めて、対応していけること
「~あるべき」「~でなくてはならない」
という想い・価値観から離れることにより
自分自身も楽になれて、パートナーの想いも
受け入れられ、理解・尊重していけるようになれます。

2人にとって居心地よい環境を創造していけることが
夫婦において何よりも大切なことです。
折に触れて、ゆっくり過ごせる2人の時間をもち
お互いが、
◇「何を大切にしていきたいのか?」
◇「何を望んでいるのか?」
◇「2人でいて楽しいことは何か?」
◇「2人で穏やかな暮らしができることは何か?」
を話し合い共有していけることにより
「~であるべき」「~でなくてはならない」という
想いは無理なく減らしていけることになります。

どちらかが我慢しているのでは夫婦は長続きしません。
自分の価値観だけを相手に要求することは好ましくありません。

ゆったりとした時間を持てる時
パートナーの話を聞ける余裕のある時
タイミング・時を考えて伝えられること
が何よりも大切です。

自分の想いがパートナーに我慢し過ぎずに
伝えられて、届くことは何よりも大切で
パートナーとの夫婦関係を大切に想えばこそ
とても重要なことです。

人の想いは変化もしますし、言葉にしないと
パートナーに届きません。

2人ならではお互いが心地よのくいられる環境を築きましょう

夫婦の距離感・離婚危機・修復等何でもご相談ください。
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夫婦問題の解決のヒントになる記事を掲載してあります。
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青山夫婦問題カウンセラー鈴宮さゆり