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Le Couple mieux

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2021.10.06 

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共依存「どうしたらいいのかわからない」

共依存とは、相手に依存し過ぎているため、
家庭に問題が生じても依存性があるため解決もできなければ、
先にも勧めなくなってしまいます。
自立しないまま結婚をして、何か問題が生じてしまっていても
自分で解決しようとはせず

全てを相手に丸投げしてしまいます。

それが原因で喧嘩も絶えないのですが、依存性が強いために、
離れることもできず、やがては憎しみが募ってしまうという
ような悪循環に陥ることも少なくありません。

夫婦のことは、その夫婦しか分からないものです。

40歳の妻からの相談です。
夫42歳は、浮気されその愛人にお金をつぎ込まれ
更にギャンブルでの借金を繰り返す人です。

そのたびに妻が借金を返し
「ごめんなさい。もうしません。」を繰り返す夫に
「今回は許そう」と思って「離婚」には至らないそうです。

 

 



 

 

生活費もままならなくなり、喧嘩も絶えなくなり
夫の暴力もではじめて子供にまで暴力が及ぶ
ことがあるそうで夫婦喧嘩も絶えないそうです。
ここまでの状態になってしまい子供にまで
害がでてしまっています。

夫の問題に自分が関与しているかの如く、
夫が悩んだり、悲しんだりしている原因は
自分にあるのかもしれないと、自分を責めてしまうのです。
自己肯定感が低いことも共依存の誘因です。

自分のことより夫の問題や世話に夢中になること
何か問題が相手に起きても相手の代わりに
解決してしまい「許してしまうこと」
典型的な共依存です。

夫の代わりに妻が問題を解決して
夫は向き合う必要がなく、同じことを繰り返します。
妻は、自己犠牲を払っている為ストレスが
溜まってイライラしまい喧嘩につながってしまいます。

この状況を「どうしていいのかわからない」状態です。
妻も許すことで夫を「支配」していることにもなります。
◇一人で決断・行動ができないこと
◇パートナーを支配してしまうこと。
共依存の特徴です。

依存する時・される時が状況により変わらず
パートナーと離れたくないという執着心もあります。

妻に
◇どうしたいのですか?
◇夫との未来はありますか?」とお聞きしたところ
「別れた方がいいのかもしれませんが
どうしたらいいのかわかりません。」と
お答えになりました。

 

 



 

「夫にどうして欲しいのかご自分の気持ちを
素直にお伝えになったことはありますか?」

とお聞きすると
「ありません」と即答されました。

具体的な改善の提案をさせて頂きました。
◇夫にご自分の素直な気持ちを伝えること。
◇今までの生活習慣・生活態度を
お互いに変えること
◇お互いを信頼して、精神的に自立すること。
◇夫の尻ぬぐいはしないこと。
妻は勇気と強い決心をもって
夫の機嫌の良い時に話されました。

◇夫は愛人と別れ妻は借金の肩代わりはしない。
◇生活習慣・生活態度を改善すること。
◇修復していけるように努力すること。

夫婦仲が完全に破たんしていても、
お互いに離れることが出来ないのです。
パートナーへの気持ちは依存でしかありませんから、
イライラしてしまうわけです。

喧嘩ばかりしているのに別れない夫婦などは共依存に
陥ってしまっていることが少なくありません。

夫は「自分の心の弱さを改めてやり直したい。
もう一度だけチャンスが欲しい。
夫婦として人生を過ごしていきたい。」
と言われたそうです。

妻は「夫と自分を信じてもう一度
一からやり直してみます。」

今までの生活習慣・生活態度を変えることは
大変なことですが、夫婦関係が改善していきます。

共依存は、自己が確立されないで、他者との「境界線」を
理解できなくなっていることによって起こります。
親が過保護・過干渉だったり、威圧的で厳しく育てられていて
自分で考えて行動をしてこない習慣が出来ています。
◇「自分はどう思うのか」
◇「自分はどうしたいのか」
「自分の意思・想い」が確立されないまま大人になり
他者との間に境界線がしっかり引けなくなります。

自分をまず第一に考えることから始めましょう。
人を変えることは出来ないからです。

◇自分はどうしたいのか?
◇自分はどう想っているのか?
◇自分はどう感じるのか?

を意識して繰り返して行動をしていくうちに
徐々に「自己が確立」していきます。

「自己が確立」して くると
自分と他社との間の境界線を考慮しながら
行動していけるようになります。

日々の生活の中で境界線をいつも意識することが大切です。

◇自分の感情は自分のもの。
◇他者の感情は、自分にはコントロールできない。
◇他者の感情を、自分は責任を負わない。
◇自分の行動は、自分が自由に決められる。

を意識して生活していると
今まで意識できなかったことが分かるようになります。

「夫に感情移入しようとしている」
「妻が不機嫌なのは、自分のせい?」
と思っている自分の気持ちに気づけるようになります。

「夫の問題は、夫の感情出て自分の感情は違うこと」
「妻の不機嫌なのは、妻の問題。見守っていよう」
と自分の行動を変えていけるようになります。

境界線を意識して思考・行動し続ければ
境界線を引くことに慣れてきます。
克服するためには自分が変わらなくてはいけません。
夫婦だからといって、相手を変えることは出来なし
してはならないことです。
変えることではなく、自分の意思で変わることが必要です。
あなたが変わることで、夫婦の関係が変わります。
夫婦は、鏡で、あなたの想いは、パートナーに伝わり
考え方や行動も自然と変わっていきます。

誰かのためにいる自分ではなく、
自分という人間の存在を確立することが必要です。
自分というものが存在すること自体の重要性を認識しましょう。
互いが自己を持ち、適度な距離を保つ、互いを尊重して
共存していくことがとても大切です。

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青山夫婦問題カウンセラー鈴宮さゆり