2021.02.27 ブログ 「共依存」と「相互依存」の違いは? 依存というといいイメージを抱かれず 「共依存」が頭をよぎる方も 少なくないのではないでしょうか? 「共依存」というとどのようなイメージを 持たれていらっしゃいますか? 共依存であると気づかれていないことがあります。 共に人生を歩んでいこうとしているパートナーと お互いに支え合って生きていこうと歩み始めます。 共依存・・・共に依存し合っている関係のことです。 依存度合いが強いのが問題となります。 自分と相手の区別がなくなり、心理的に重なってしまっているため 相手のことはもちろん、自分自身のこともうまく見えなくなって しまっているケースが多いです。 ◇お互いにパートナーがいないと生きていけない と思っていて、夫婦同士がパートナーに完全に依存していて、 絶対に離れられない状態になっていることです。 お互いを支配し合ったり、あるいは共倒れになってしまったりするケースもあります。 日々の暮らしの中でいつの間にか「共依存」になっている そんな夫婦は実は多いものです。 相互依存をご存知でしょう? ◇「相互依存」・・お互いの良い部分、悪い部分のどちらも 受け入れた状態と言えます。 双方の相違部分や、相容れない部分を認め合い、 ありのままの相手を受け止められています。 相互依存の二人は「精神的に自立」していることが特徴的 自分の価値観だけでなく、 パートナーの価値観も受け入れることができるからです。 フレキシブルに依存したり自立したり、 お互いの立場の入れ替えができる関係です。 ◇それぞれがしっかり精神的に自立をしている上で 必要な時だけ相手を必要とする関係です。 パートナーを尊重出来ていればこそ 相互依存は成り立ちます。 ◇自立とは、この「依存」の対義語であり、 何かに寄りかかることなく、独り立ちした状態であり、 他のサポートがなくても存在していけること。 自立できてれば良いということでは ありません。 共依存は ⒈パートナーの意思を第一優先にする ◇パートナーと「一心同体」でいたいという想いが強いので パートナーの想いが、ご本人の想いになりすぎる傾向にあります。 一心同体という想いが強いので ◇相手がいないと生きていけないという感情になってしまいます。 ⒉「NO」が言えない パートナーに嫌われたくないので ◇~をいったら嫌われるのではないか? ◇パートナーは、自分がサポートしないと何もできない。 パートナーの要望には、全て答えてしまいます。 相互依存は、 ⒈その時その時の状況に柔軟に対応して 優先順位を決められることが多いです。 すれ違いによる喧嘩なども起きにくく なっていけます。 ⒉パートナーの意見を聞いてうけとめたうえで 自分の意思「NO]を伝えられます。 ◇共依存の克服法 ⒈共依存夫婦だと自覚する 大切なことは自分たちが共依存夫婦である ことを自覚することです。 自覚していない夫婦が多いので、自覚すること が大きな一歩になります。 ⒉自分を否定しない ◇自分のことは自分で出来る ◇1人で何でもできる・・自己評価を下げない 自分を肯定してあげる ⒊一人の時間を大切にすること。 自分一人で自分の意思で過ごす時間をもち 一人の行動・時間を大切にすることで 自信ももてるようになっていけます。 ⒋現実に向き合う 何事も良いことにすり替えて物事を判断しない。 ⒌依存から依頼に変更していく やってあげることを減らして、「依存」するのではなく 「依頼」に変えていく 信頼関係のある夫婦は、何でもやってあげるのではなく お互いに「依頼」して「NO」を言える関係になれること 共依存夫婦を克服するための鍵となります。 共依存になってしまっている原因は、それぞれの夫婦 により異なります。 カウンセリングを夫婦で受けて、現実に向き合い 共依存を克服する一歩を踏み出すことも 1つの手段です。 寄り添うことは、相手の想いに全てを 合わせることではありません。 自分の想いを我慢することでもありません。 相手の想いを聞き、受け止めて お互いに歩み寄り、双方の譲れないことには 配慮しながら、折り合いをつけていけること がとても大切になります。 自分の価値観とパートナーの価値観 2人で人生を共にしながら創造されてきた価値観 を2人の想いとして歩んでいくことです。 お互いの素直想いを話し合い、受け止めていけることが とても大切なのです。 今までの自分の価値観・環境とは 違うこと・違う環境を受け入れて「共存していくこと」は 大変なことですが楽しいことでもあります。 「共存していくこと」は、 容易いなことではありませんが 夫から妻に寄り添うことにより 妻が変化していくことは少なくありません。 日々の生活の中で、お互いに改善して欲しいことがある時は なるべくその時に冷静に話し合い改善していけることが 夫婦関係をよりよく保てる誘因です。 克服するためには自分が変わらなくてはいけません。 変えることではなく、自分の意思で変わることが必要です。 あなたが変わることで、夫婦の関係が変わります。 夫婦は、鏡で、あなたの想いは、パートナーに伝わり 考え方や行動も自然と変わっていきます。 焦らず・諦めず始めていきましょう。 2人で歩み寄りながら、答えを出していけることが パートナーを継続していくうえでとても重要です。 カウンセリングをさせて頂きながら ご相談者様の求めている幸せ寄り添えるように サポートさせて頂きます。 修復・コミュニケーション・離婚危機 何でもご相談ください。 カウンセリングを活用してみませんか? お待ちしています。 夫婦問題の解決のヒントになる記事を掲載してあります。 記事はこちら 青山夫婦問題カウンセラー鈴宮さゆり 戻る 次へ ブログ一覧へ戻る カテゴリー ブログ 新着情報 お知らせ 過去のデータ イベント コラム 新着記事 2024.12.10 帰省ストレスを軽減できる心遣い 2024.12.07 モラハラ妻の特徴 2024.12.04 修復をしていく時の大切なポイント