2020.10.23 ブログ シングルファーザーの実態は ひとり親は、 ◇自分が倒れたら子どもの世話ができなくなる というプレッシャーをいつも感じています。 家事・育児を行うのも、お金を稼ぐのも、自分しかいない。 自分がもしコロナに感染したら、明日からの生活に困ってしまいます。 コロナ禍にかぎらず、シングルファーザーは 社会的孤独に陥りやすいのが問題です。 男性は、女性よりも他人に自分のプライベートな悩みを 打ち明けることが苦手なため、悩みをかかえやすいんです。 加えて社会的なプレッシャーもうけやすい。 職場でも自分の立場を打ち明けにくい状況に陥ってしまいます。 離婚に伴いシングルファーザーも増えています。 シングルファザーは、ひとり親になった理由の約2割死別、約はち8割離婚です。 ◇男性がシングルファザーになった理由 ⒈子供が父親との生活を望んだこと。 ◇父親の方が子育てをしており、子供との関係性がよいこと。 ◇父親の方が子育てのための健康状態・環境が整っていること。 妻の子供に対してのDV・暴言が酷い時は 父親に親権が認められことが多いです。。 ◇母親が浮気・育児不安等を理由に、育児を 継続していくことが困難であること。 ⒉裁判で「父親といるほうが子供の成長には良い」 と判断されたこと。 妻の浮気が原因で離婚でも、裁判所が ◇「子供は母親といたほうがいい」と 判断すればば、親権は母親になります。 「離婚理由」と「子供が一緒にいるべき親」は 別問題と捉えられることが多いです。 妻の浮気が原因で離婚になり、親権を争う裁判になっても、 母親に親権が認められるケースがほとんどで、 シングルファザーが誕生するケースは稀です。 ◇妻の子供に対してのDV・暴言が酷い時は 父親に親権が認められます。 ⒊妻の育児放棄したこと。 ◇妻の浮気により子育てをおろそかにして、 母親として生活をしていないこと。 ⒋妻との死別 「ひとり親世帯になったときの末子(末っ子)の年齢」でも、男女差があります。 平均年齢は、シングルマザーでは「⒋.⒋歳」、シングルファーザーでは「⒍.⒌歳」です。 シングルマザーの末子は「0~⒉歳」が一番多く、 5歳までの「未就学児童」が半分を超えています。 シングルマザーの2人に1人は、子供が小学校に上がる前に「ひとり親世帯」になっています。 シングルファーザーは末子の年齢が高く、未就学児童だけでは半分に届きません。 小学生まで含めると7割を超えており、子供が中学校に上がる前に 「ひとり親世帯」になっていることが分かります。 「ひとり親世帯になったときの年齢」の平均年齢は、女性が「33.8歳」、 男性が「39.3歳」でした。 年代別の人数で見ても、男女とも「30代」が一番多くなっています。 女性の方が、やや年齢が低く、「20歳未満」や「20代」の割合が高くなっています。 男性は全体的に年齢が高く、「50代」が10%、「60代」も1%います。 女性・離婚79.5% 、死別8% 男性・離婚 75.6% 、死別19,0% 就業状況 女性・81.8% 、男性 ・85.4% 就業者のうち 正規の職員・従業員 女性・44.2% 男性・ 68.2% うち 自営業 女性・3.調査4% 男性・ 18.2% うち パート・アルバイト等 女性・43.8% 男性・ 6.4% 平均年間収入 [母又は父自身の収入] 女性・243万円 男性・ 420万円 平均年間就労収入 [母又は父自身の就労収入] 女性・200万円 男性・ 398万円 平均年間収入 [同居親族を含む世帯全員の収入] 女性・348万円 男性・ 573万円 平成28年厚生労働省ひとり親世帯より ◇悩み 1家事・子供の食事準備など、仕事と家事の両立が大変 ◇子供がいる場合、残業・主張等それまで通りに仕事を 維持していくことが困難になり収入も減収します。 生活費と養育費を全て一人で賄う人が多いため、経済的に余裕がない シングルファザーになると、金銭的な悩みを抱える男性は多いです。 定時帰宅すると収入が減るという悪循環が起こり、 日々余裕がないという状況になるケースは少なくないのです。 仕事と家事・育児の両立が困難になります。 慣れない裁縫・お弁当作り等もこなさなければならなくなります。 ⒉社会の理解を得にくいです。 男性が親権を取ってシングルファザーになると、 周囲から好奇の目で見られることは珍しくありません。 離婚は、大分受け入れられてきていますが ◇「何でお子さんは、奥さんの暮らさないの?」 ◇「父親が一人で子供の面倒見られるの?」 ⒊シングルファーザーのネットワークが充実していないです。 ◇相談相手が少ないです。 残業や出張、休日出勤などを最低限に抑えたとしても、 学童保育やファミリーサポートといったサービスを 利用することが多くなります。 親子で過ごす時間が少なくなりやすいため、 子供に対して罪悪感を感じやすくなります。 罪悪感を抱きながら、仕事・子育て等に追われて、相談もしにくく 孤独を感じていることが多いです。 ◇児童扶養手当は2010年8月から支給されています。 ◇遺族基礎年金は2014年4月から支給されています。 シングルファザーは、離婚するこにより、働き方の見直しを必要とされたり 慣れない家事をすることが、必要になったり問題は少なくありません。 問題を相談できるコミュニティも少なく、ママ友の輪にも入りにくく 相談相手も少ないこともあり孤立しがちになります。 ひとり親に対する社会的支援があるにもかかわらず、 それらを利用しない選択をする等、父子家庭特有とも言うべき 傾向があります。 精神的に追い込まれていてもSOSを出せないで我慢しがちです。 一人で頑張らないでください。 積極的に相談できる人・協力してもらえる人・場を見出していきましょう。 シングルファザー・シングルマザー・子連れ再婚等何でもご相談くだい。 夫婦問題の実例が掲載してあります。 記事はこちらから 青山夫婦問題カウンセラー鈴宮さゆり 戻る 次へ ブログ一覧へ戻る カテゴリー ブログ 新着情報 お知らせ 過去のデータ イベント コラム 新着記事 2024.11.23 妻が離婚を考える理由 2024.11.20 無関心は夫婦関係の赤信号・『夫婦から他人へ』 2024.11.17 子連れ再婚・「義理パパブルー」