2019.05.29 ブログ 重みのある選択「卒婚」・「死後離婚」 50年代・60年代70年代夫婦として 長年共にして様々な問題に向き合い 人生の選択をしていきます。 ◇目的の喪失 夫は、仕事がなくなり、人生の目的を見失って いることが少なくありません。 趣味に打ち込んでいた人ならそこに没頭できますが、 仕事一筋だった人は、日常生活の中で 「何をしたいのか?」目的が見えなくなっいます。 妻は、子育てを卒業してしまったことです。 これまで子どものためにと頑張ってきた活力が、 子どもの自立と共に喪失感に変わっていきます。 ◇夫の定年退職 夫は、仕事知中心に回っていた生活が、 定年退職をして家でゴロゴロするようになると、 ストレスを感じてしまう妻が多いようです。 結婚生活を「俺が飯を食わせてやってる」 といった態度で接していた夫は、 定年後も上から目線が辞められません。 家事も手伝わずに、上から目線で妻に接していると 妻のイライラは増し、夫婦の溝が深まります。 ◇義両親・実親の介護 義両親・実親の介護の問題です。 妻は、介護を任される割合が比較的多い傾向にあり、 肉体的・精神的に大きな負担を感じてしまいます。 プロに手も借りながら、夫婦で力を合わせて 乗り越えていくことが重要になります。 ◇卒婚◇ ◇好きなように生きるため 育児や夫の世話で自分の為の時間が少なかった妻は、 子育てが終わると同時に自分の人生を 見つめ直す時間が生まれます。 夫とは、距離をおいて自由に生きてみたいという願望を 持つようになる人も少なくないようです。 子どもが自立した後などは二人きりの 生活になりがちなので、 相手の嫌な面ばかり目についてしまう ということもあると思います。 「相手のことを嫌いになりたくない」という理由から 卒婚を選択する人もいるようです。 お互いの実家の親の介護の為に それぞれの実家に住み介護するために 卒婚するという選択をする人もいます。 「卒婚」する時 ◇夫婦の合意があること ◇経済的な余裕があること ◇浮気はしないこと ◇定期的に連絡をとること。 ◇自分のことは自分ですること。 夫の定年退職のタイミングで、卒婚を希望する妻 が多いようです。 「離婚」は、夫婦関係を終えることになりますが 「卒婚」は、夫婦関係を終えるわけではないので 良く話し合い、合意して選択されることが 大切になります。 婚姻関係を維持したままお互いが必要以上に干渉せずに 自立した生活を行うことです。 夫婦の関係を断ち切るのではなく、結婚という形を持続しながら、 それぞれが自由に自分の人生を楽しむ、という前向きな選択肢。 同居しながら卒婚というスタイルも有ります。 別居で、必要なときや盆暮れ、冠婚葬祭 家族の誕生日等に会うという選択です。 お互いの両親の介護で、卒婚を選択せざるを得ないこと とても増えています。 ◇死後離婚◇ 最近増えている相談・選択で重い選択です。 パートナーが亡くなった後に姻族関係終了届 を提出することです。 義理親と嫁を繋いでいた息子が他界したことにより 関係性にも変化が生じてきます。 妻が他界した場合夫が婚姻関係終了届を出す場合もあります。 心理的に負担が無くなることが大きい「離婚」です。 経済的な理由・財産分与等の金銭的な問題で 負担が大きい・問題が生じてしまったこと。 ◇パートナーの両親と同じお墓に入らずに済むこと ◇パートナーの両親と元々不仲である場合 ◇パートナーが他界したことで不仲になった場合 義理の親との関係を続けられないこと。 ◇パートナーの両親が健在であった場合、 嫁・義理息子が介護する義務はありませんが、 介護をしたり面倒を無理して みる必要がなくなります。 ◇義理の親側も「死後離婚」対策として、介護・面倒をみて くれたりした場合、義理の嫁・息子に財産が行くように 遺言書に記載します。 民法も改正になり「特別寄与料」として今後、財産分与 もできるようになります。 「もう一つの死後離婚」・復氏届 ◇パートナーが他界する前に離婚を考えていたり 別居している時に、パートナーが病気になり 他界した場合に選択としてあります。 パートナーが他界した場合は、基本的には、結婚後の姓 を継続していきます。 ◇離婚◇ 離婚理由は様々です。 ◇妻「夫からの感謝の言葉がない」 ◇夫「妻が夫の趣味を否定する」 「妻は、家事や子育てをきちんとやって当たり前」 と思っている夫は、妻が不満をためていることに 気づきもせずに、日々を過ごしています。 感謝を表せる言葉は色々あります。 「いつもありがとう」「感謝しているよ」 「美味しい」「ご馳走様」 という言葉もなく、当然のような態度をとられていると 「なんのためにやっているのだろう」と、むなしく感じ、 心が離れていく妻もいるからです。 妻は夫の趣味について決して 「くだらない」「子どもっぽい」 等と否定しないことです。 自分の好きなことを否定されると、 自分の全てを否定されて しまったと受け止める夫もいます。 ◇妻「夫からの心ない言葉」 ◇夫「妻が夫の親の介護をしない」 妻が体調を崩している時に 「今日の夕食は?」等 夫は、妻が唖然として、失望していることさえ 気づけずにい 夫からの心ない発言は、夫婦の溝を深くします。 妻が、自分の親だけを大切にする、 夫から三行半をつきつけられるケースもあります。 お互いの実家に自分だけが行き、パートナーは 義理の親との関係を構築しない夫婦も 少なくありません。 ◇妻「夫が家事を手伝わない」 ◇夫「金銭感覚の違い」 家のことは妻にまかせっぱなしで 非協力的な夫に対して妻は、 もう我慢できない。これからは自由に 生きていきたい!」と 夫の定年退職と同時に離婚を考えます。 子供も成人していることが多く この時期までまって選択されるのです。 夫は、支給される年金に関しても 「自分のおかげでもらえるもの」 「自分のお金」と思い込んでいる人 も少なからずいます。 妻は、家庭を守ってきたからこそで2人のお金である と認識していてこの差は大きいです。 熟年夫婦の覚悟の選択です。 夫婦の歴史がある夫婦の決断です。 重みのある選択です。 子供が自立して2人になった時 それまでの夫婦の関係が全て現れます。 ◇人生今のままでいいのかな? ◇このままで人生終わりたくない 自分の人生を振り返り、見つめ直し歩み始めます。 一日一日を大切に過ごしていきましょう。 夫婦のコミュニケーション・夫婦の距離感・離婚危機等 何でもご相談ください。 カウンセリングを活用してみませんか? お待ちしています。 夫婦問題の解決のヒントになる記事を掲載してあります。 アメブロこちらからご覧くだい。 青山夫婦問題カウンセラー鈴宮さゆり 戻る 次へ ブログ一覧へ戻る カテゴリー ブログ 新着情報 お知らせ 過去のデータ イベント コラム 新着記事 2024.11.20 無関心は夫婦関係の赤信号・『夫婦から他人へ』 2024.11.17 子連れ再婚・「義理パパブルー」 2024.11.14 ブラック家庭とは・・・