2020.11.07 ブログ 共依存の特徴と克服 「共依存」というとどのようなイメージを 持たれていらっしゃいますか? 共に人生を歩んでいこうとしているパートナーと お互いに支え合って生きていこうと歩み始めます。 共依存・・・共に依存し合っている関係のことです。 依存度合いが強いのが問題となります。 ◇お互いにパートナーがいないと生きていけない と思っていて、夫婦同士がパートナーに完全に依存していて、 絶対に離れられない状態になっていることです。 日々の暮らしの中でいつの間にか「共依存」になっている そんな夫婦は実は多いものです。 ◇自分たちはそんなことはない! と思っていても、共依存の夫婦になってしまっている ことも少なくありません。 ◇何が影響しているのか? ◇どこに問題点があるのか? ◇どのように対応していけばよいのか? ⒈「愛されたい」という強い願望 幼少期にご本人が、満足いく愛情を感じられずに成長していると 「愛されたい」という強い想いが、無意識のうちにあります。 「愛されたい」と思うパートナーには、行き過ぎと思えるほどの 愛情を注ぎ、パートナーからも同じ愛情を注がれることを求めます。 パートナーからの愛情を感じられなくなることを、極端に恐れています。 無意識というのは共依存夫婦の問題点でもあります。 ◇パートナーには、自分がいないと生きていけない ◇自分には、パートナーがいないと生きていけない と心から想っています。 ⒉お互いのその時の感情に影響される ◇お互いにパートナーに強い想いがあるので、マイナスの感情も 共鳴していまい、2人で落ち込んでしまいます。 パートナーが落ち込んでいると、同じように落ち込んでしまいます。 ◇プラスの感情も共有できると嬉しいので パートナーが喜ぶ顔が見たいので、感謝されるように パートナーの為に何でもしてしまいます。 ⒊束縛がとても強い ◇パートナーと何時繋がっていたい ◇パートナーのことを全て把握していたい という想いが強いので メール・ラインの返信が遅いだけで不安になります。 ◇何時・何処で・誰と・~をしている をお互いに伝え合うことで安心できます。 ⒋パートナーの意思を第一優先にする ◇パートナーと「一心同体」でいたいという想いが強いので パートナーの想いが、ご本人の想いになりすぎる傾向にあります。 一心同体という想いが強いので ◇相手がいないと生きていけないという感情になってしまいます。 ⒌「NO]が言えない パートナーに嫌われたくないので ◇~をいったら嫌われるのではないか? ◇パートナーは、自分がサポートしないと何もできない。 パートナーの要望には、全て答えてしまいます。 ⒍現実に向き合うことを避けてしまう。 パートナーにDVを受けていても ◇パートナーは、いつもは優しいから・・ 問題そのものには、向き合わずに、良いことに すり替えて考えてしまいます。 ⒎依存が親~パートナーに変化 育てられている時に ◇何もできない子ね。 ◇駄目な子ね。 親から否定されたり、抑圧されて育つと 精神的に自立できていないことが 少なくりません。 誰かに依存することにより生きていける ◇自分は1人では何もできない と思い込んでしまっています。 お互いに ◇パートナーは、自分がいないと生きていけない 同じ想いで共依存夫婦が完成してしまいます。 ⒏子供に対しても共依存になる ◇自分の子供は自分がいなければ何もできない と思い込んでなんでもしてしまうことが多いのです。 共依存でそだった子供は、自分に自信がもてません。 ◇親がいないと何もできない と思ってしまい、親と子供も共依存の関係になって いくことが多いです。 子供にいい影響があるはずはなく、「鬱」になることも 少なくありません。 共依存夫婦は、気づいていないだけで、 そのような環境で夫婦関係を続けていれば、 お互いに、先が見えにくくなり、 うつになりやすくなります。 共依存夫婦はなぜ離婚しないの? お互いが愛し合っているのと想っているのです。 共依存夫婦は、離婚という選択肢はありません。 想定外のことがあったり、喧嘩しても 自分が悪いと思ったり、パートナーに愛してもらうには? より依存を強くなり、離婚という選択肢はありません。 ◇克服法 ⒈共依存夫婦だと自覚する 大切なことは自分たちが共依存夫婦である ことを自覚することです。 自覚していない夫婦が多いので、自覚すること が大きな一歩になります。 ⒉自分を否定しない ◇自分のことは自分で出来る ◇1人で何でもできる・・自己評価を下げない 自分を肯定してあげる ⒊現実に向き合う 何事も良いことにすり替えて物事を判断しない。 ⒋依存から依頼に変更していく やってあげることを減らして、「依存」するのではなく 「依頼」に変えていく 信頼関係のある夫婦は、何でもやってあげるのではなく お互いに「依頼」して「NO]を言える関係になれること 共依存夫婦を克服するための鍵となります。 共依存になってしまっている原因は、それぞれの夫婦 により異なります。 カウンセリングを夫婦で受けて、現実に向き合い 共依存を克服する一歩を踏み出すことも 1つの手段です。 夫婦でカウンセリングできることは お互いの想いがその場でパートナーの口・言葉で 聞くこともできますし、問いかけもできます。 克服するためには自分が変わらなくてはいけません。 変えることではなく、自分の意思で変わることが必要です。 あなたが変わることで、夫婦の関係が変わります。 夫婦は、鏡で、あなたの想いは、パートナーに伝わり 考え方や行動も自然と変わっていきます。 焦らず・諦めず始めていきましょう。 2人で歩み寄りながら、答えを出していけることが パートナーを継続していくうえでとても重要です。 カウンセリングをさせて頂きながら ご相談者様の求めている幸せ寄り添えるように サポートさせて頂きます。 修復・コミュニケーション・離婚危機 何でもご相談ください。 カウンセリングを活用してみませんか? お待ちしています。 夫婦問題の解決のヒントになる記事を掲載してあります。 アメブロこちらからご覧くだい。 青山夫婦問題カウンセラー鈴宮さゆり 戻る 次へ ブログ一覧へ戻る カテゴリー ブログ 新着情報 お知らせ 過去のデータ イベント コラム 新着記事 2024.11.08 旅行での喧嘩の経験ありませんか? 2024.11.05 「一歳危機」を共に乗り越える 2024.11.02 ステップファミリー・留意点・頑張りすぎない